
子供が不登校で、イライラすると弟や妹に当たっています。
いつも兄弟げんかで、気持ちが休まりません。
一日家でゲームやYouTubeで過ごしていても、不登校の子はイライラしていて、そのストレスは兄弟に向かうことは珍しくありません。
親はその度に仲裁に入り、より疲労が蓄積する悪循環。
我が家ではテレビを見て会話をしたり、ゲームをして家族みんなで楽しい時間を過ごすことで喧嘩は減っていきました。
✅本記事の内容
内容
・なぜ不登校の子は兄弟に当たってしまうのか
・親は毎回喧嘩を止めなくて良い
・兄弟自身で解決させるようにする
・家族で一緒に楽しめる時間を持つと喧嘩が減る
✅この記事の信頼性
・不登校の息子と1年半向き合った
・昼夜逆転の生活から、フリースクールに通えるように
・フルタイム会社員のため、平日夜と休日にコミュニケーション
不登校の子が兄弟にあたってしまうのはなぜ?

学校に行けない子どもは、ゲームやYouTubedeで過ごしても、学校に行けないことを後ろめたく思いたくさんの不安やストレスを抱えています。
しかし、その気持ちをうまく言葉にできず、身近な存在である兄弟に向けてしまうことがあります。
①行き場のないストレスが兄弟に向かう
学校に行けないことで「怒り・悲しみ・不安」が心の中に溜まり、それを安全な相手に出すことでバランスを保とうとします。

弟や妹の下の子にストレスが向かうことが多いでしょう
我が家では、親が見ていない時に、息子が妹にナイフを向ける・服を脱がすなど過酷ないじめがありました
②親の関心が偏ることで兄弟の関係が崩れる
親の関心が不登校の子に集中すると、兄弟のバランスが崩れてけんかが増えます。
下の子は「自分が構ってもらえない」と不満を感じ、上の子は「自分ばかり大変」と苛立ちやすくなるからです。

親も初めての不登校対応で余裕が無いのに、下の子の心のケアまで手が回せないですよね
③家庭が“安心の場”だからこそ衝突が出やすい
家庭は安心できる場所だからこそ、兄弟に対して感情が爆発しやすいのです。
学校や外の世界では我慢している子どもも、家の中では安心して自分を出すため、兄弟との衝突が起きやすくなります。

思春期は学校では良い子にしていても、家で荒れているということをよく聞きますよ
親が毎回止めなくてもいい

兄弟げんかが始まると、つい親が慌てて止めに入ってしまいがちです。
ですが、実は親が毎回介入しなくても大丈夫です。
ここでは「なぜ親が全部止めなくてもいいのか」を理解し、少し気持ちを楽にしていきましょう。
理由1:兄弟げんかは「社会性」を学ぶ場になる
兄弟げんかは、子どもにとって大切な社会性を学ぶ場になります。
ケンカを通じて「譲る」「謝る」「距離をとる」など、人間関係に必要なスキルを自然に身につけるからです。
理由2:親が介入しすぎると逆効果になる
親が毎回強く仲裁すると、かえってケンカが長引いたりエスカレートすることがあります。
親が一方的にジャッジを下すと、子どもは「自分の気持ちを分かってもらえなかった」と感じ、さらに不満をため込むからです。

我が家でも、兄妹2人で留守番させるなど、2人で過ごす時間を作ると
仲良く過ごすようになりました。
理由3:親の心の余裕を守ることが最優先
親がすべてのケンカを止めなくてもいいのは、まず親の心の余裕を守るためです。
親が疲れ果ててしまうと、子どもへの対応も感情的になりやすく、家庭全体が不安定になってしまうからです。

お母さんがご機嫌でいることが一番ですよ🎶
兄弟自身に解決させるための工夫

「ケンカばかりで見ていられない…」と思っても、実は兄弟自身に解決を任せることが、子どもの成長にも親の心の余裕にもつながります。
危険だけはストップ、基本は見守る姿勢
ケガにつながりそうな時だけ介入し、それ以外は見守ることが効果的です。
親が「危ない時だけ止める」と決めておくことで、子どもは自分たちで折り合いをつける経験を積めるからです。

妹にナイフを向ける、マンションのベランダの柵のそばで妹を抱き抱えるなど、
命に関わる時はすぐに止めに入りました。
家の中でも常に目を光らせて休む間もありませんでした。
ケンカ後にそれぞれの気持ちを聞く時間を持つ
ケンカが落ち着いた後に、親がそれぞれの話を聞くことが大切です。
その場では感情が先に立ちますが、後から「どう思った?」「どうしたかった?」と聞くことで、親が自分に向き合ってくれていることの安心感につながります。

息子には妹に当たってしまった理由を聞き、妹には心のケアとまた喧嘩にならないようにするためには
どう立ち回ればいいか、考えてもらっていました。
家族で一緒に楽しめる工夫を取り入れる

兄弟げんかを減らすには「叱る」よりも「笑顔の時間」を増やすことが近道です。
家族で一緒に楽しむ習慣を持つと、子どもたちの心が和らぎ、自然とトラブルも少なくなります。
兄弟関係を修復するには「笑顔の時間」が大切
家族で楽しい時間を持つことで、兄弟の関係が良くなります。
一緒に笑った体験が増えると「仲良くできた」というポジティブな記憶が積み重なり、けんかのネガティブな記憶が薄れるからです。

家族で一緒にドラマを見て、その話で何度も盛り上がったよ。
特別な事じゃなくてもいいんだよ。
家族みんなで楽しめるカードゲームを活用する
カードゲームは家族のコミュニケーションをスムーズにする効果的なツールです。
簡単なルールで年齢差があっても一緒に遊べるため、兄弟の間に「協力」や「笑い」が生まれます。
我が家でやっているカードゲームをご紹介します。
①UNO 定番ですね!何人でもちょっとした時間に楽しめます。

②ブロックス 結構本気で頭使って楽しめますよ。

③オセロ これまた定番ですね。皆が知ってるゲームなので誰とでも遊べます。
まとめ:親が楽になれると兄弟も自分で成長できる

不登校の子とその兄弟の間で起きるトラブルは、家庭にとって大きなストレス要因です。
しかし、親がすべてを抱え込まず「任せる勇気」を持つことで、兄弟関係は意外と前向きな方向へ進みます。
兄弟げんかは成長のチャンスになる
兄弟げんかはただのトラブルではなく、子どもの成長のきっかけになります。
感情をぶつけ合う中で、互いの違いを認めたり、譲り合う力を身につけられるからです。
親が介入しすぎないことで子どもは自立する
親が一歩引くと、子どもたちは自分で解決しようとする力を育てます。
親に頼らずに衝突を乗り越える経験が、自信や責任感を生み出すからです。

息子が不登校になって初めて自分で外出する時、一緒に出かけたのは妹でした。
兄弟は親とは違う安心感があるようです。
親が楽でいることが家庭の安定につながる
親が心に余裕を持つことが、家庭を安定させる最大のポイントです。
親の感情は子どもに伝わりやすいため、親が穏やかでいることで子どもも安心できるからです。
よくある質問とその回答
不登校の子が下の子を無視するのはどうしたらいいですか?
無視は言葉にならない感情表現の一つです。親が焦って仲直りさせるよりも、少し時間を置き、安心できる場で兄弟それぞれの気持ちを丁寧に聞き取ることが関係改善の第一歩になります。
不登校の子と下の子が同じ部屋を使うとトラブルが増えます。どうしたら?
同じ空間にいることでストレスが溜まる場合があります。部屋を分けることが難しくても、仕切りや時間で区切る工夫をすることで、関わり方を工夫しましょう。互いに心の距離を保てるようになります。
兄弟げんかの後に下の子が泣き続けてしまう時は?
泣くこと自体は気持ちを発散する自然な反応です。無理に泣き止ませるのではなく、まずは「怖かったね」と受け止め、安心感を与えたうえで少しずつ気持ちを言葉にできるように促しましょう。
親がイライラしてつい声を荒げてしまうことがあります。どうしたらいいですか?
完璧に感情を抑える必要はありませんが、自分の気持ちを子どもにぶつけない工夫は大切です。深呼吸をしたり一時的に席を外したりして、親自身の心を守る行動を習慣にすると安心感が増します。
不登校の子が下の子に対して暴言を吐く場合はどうする?
暴言を完全に止めることは難しいですが、放置は良くありません。暴言を受けた子の気持ちをしっかりと認めたうえで、不登校の子には「気持ちは分かるけど言葉は選んで」と伝えることが大切です。
家族での楽しい時間を作ってもまたケンカになります。それでも意味はありますか?
繰り返しケンカしても、楽しい時間が増えることで関係の土台が強くなります。笑顔で過ごした経験が少しずつ積み重なり、やがて兄弟の絆を支える大切な記憶になっていくのです。

母が疲れている時は、息子もイライラすることが多くて兄弟喧嘩が増えていました。
まずは仕事や家事で後に回せるものは回して、お母さん自身が自分の時間を持ち、休んでくださいね。

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