
小学校高学年で思春期が始まった様子。
中学受験への影響を知りたいです。
✅本記事の内容
内容
・なぜ中学受験を考えたのか?
・中学受験前の元気な日々の様子
・中学受験の終盤での思春期突入と合格
中学受験を始めた時点では素直だった子供が、思春期を迎えると、受験の途中でも進路の考え方や関わり方を変える必要があります。本記事では我が家のケースをお伝えします。
なぜ中学受験を考えたのか?

中学受験に取り組むまで
息子の中学受験について考え始めたのは、小学校3年生の夏頃でした。

中学校どうしようかな
一貫校の教育が気になるし、中学受験について詳しく知りたい
そこで学習塾の説明会に参加をしてみました。そこで知った私立中学の魅力は予想以上でした。
💡私立中学の魅力💡
・レベル別の授業カリキュラム
・明確な教育方針
・充実した施設、環境
・海外研修プログラム
・大学進学実績
充実した環境の中で過ごす学生生活を想像し、期待に胸が膨らみました。
また私たちが住んでいる地域では学童は3年生までが一般的なため、共働きの我が家では放課後の子供の過ごし方にも悩んでいた所でした。
学童替わりにとりあえずやってみようと、塾に通い始めました。
中学受験前の元気な日々の様子

中学受験前は活発な子だった
中学受験を始める前の息子は、とにかく外遊びが好きで元気な小学生でした。

放課後は、公園でサッカー⚽
鬼ごっこや虫取りも大好き!!
みんなから「ムードメーカー」と言われてるよ
学習面では、どの教科もつまづくことなくこなしていました。
そして小学4年生の春。週に2回、友達に誘われて、放課後に学習塾に通うことに。

友達と一緒だから、行きの電車は漫画を読みながら行って、帰りはコンビニでお菓子買って食べる🍫
こんな様子でしたが、成績は急上昇!
5年生になると、上位のクラスに上がれることになりさらに期待は膨らみました。
上位のクラスに上がれることになってたぬきちくん、喜んでいたよ

6年生の前半まではきちんと塾の授業と宿題をこなして、テストも頑張っていました。
中学受験の終盤での思春期突入と合格
思春期の姿と向き合い方

変化が現れ始めたのは、6年生の夏休みの夏期講習からでした。

今日は塾に行きたくない
6年生の夏期講習は、ハードだからストレスと疲れが出てきているのかしら

特に気がかりだったのは、宿題への取り組み方の変化でした。
宿題はどう?終わった?


後でやる
今日は終わらないから塾に行かない
うるさいな
以前は塾の宿題は計画的に進めていたのに、それができなくなり、宿題ノートは、殴り書きや途中で投げ出した形跡が見られるようになりました。
スランプの時期なのだろうかと思っていたある日「塾を辞めたい」と突然言い出しました。

勉強が難しすぎる
もう頑張る意味がわからない
夏期講習で難易度が上がったことで自信を失い、周りとの差を感じるようになっていたのです。

復習を中心にして自信をつけるように
小さな成功体験を積み上げられるようにしてください
以下のような対応を心がけました
1.子ども自身のペースを尊重する
2.適度な休息を大事にする
3.勉強以外の話題で会話を楽しむ
4.小さな目標を設定し達成感を味わえるようサポートする
この時は息子の「塾を辞めたい」気持ちは保留にし、そのまま継続をする判断をしました。
中学受験の終盤から合格までの姿

夏休みを過ぎても、勉強の状況は好転せず、反抗期はひどくなるばかり😥

もう受験を辞めたい
塾のお迎えの車も乗らない
疲れたから学校も休む
反抗期?疲れ?
夜中までテレビを見ていたり、
泣いて怒って部屋に閉じ籠ったり以前と様子が違う・・・

6年生の秋、受験を目前に控えて受験をやめることは、惜しく感じました。
中々決断ができずにいた中、ついに全国模試で偏差値が10下がりました。

偏差値を下げて、他の学校も視野に入れてください
たぬきち、ここで諦めるのはもったいないよ
記念受験でもいいから、受けてみよう


・・・・・・・・・
今、思えば息子は納得していなかったと思います。
しかし私は小さい頃と同じように押し切ってしまい、息子は受験を継続してくれることになりました。
志望校は、受験科目や偏差値から負荷の少ない学校を受けることにしました。
意外な転機が訪れたのは11月頃からでした。
周囲で推薦入試など実際の入試が始まると、子どもはまるで別人のように「受験生モード」に切り替わったのです。

◯◯くんが今日は受験だったんだって〜
俺ももうすぐだ📝
周りのみんなが受験してるから、受験生モードになっているわ

そして迎えた受験当日
子どもは緊張しながらも前向きな気持ちで試験に臨むことができました。会場に向かう車の中では「ベストを尽くそう」と自分に言い聞かせる姿が見られ、親子で受験に臨むことができました。
合格発表
インターネットで第一志望校の合格を確認した瞬間、息子は「やったー!」とガッツポーズをして大きな声で喜びました。家族全員が喜び、感動的な時間でした。
しかし、合格を確認したその日から子どもの態度は一変しました。
勉強をしなくなり、家で惰性な生活をするようになったのです。

もう塾には行かない
家でタブレットやゲームで過ごす
長期間の受験勉強の疲れだろう
少し好きにさせてあげよう

この状況が不登校の始まりになるとは、当時は想像もしていませんでした。
【まとめ】 中学受験中の思春期の変化を理解する

今振り返ると我が家は息子の気持ちに寄り添うことが足りていませんでした。
いつの間にか私の方が夢中になり、一貫校へ進学させたい気持ちが強くなっていったように思います。
中学受験の途中で子供が思春期を迎え、接する事が難しくなることもあるでしょう。そんな時は、受験を通じて子どもが抱えるストレスや不安を理解し、適切なサポートを行うことで一緒に乗り越えることが重要です。受験をやめても、第一志望の学校でなくても良いんです。
お父さんお母さんが一緒に頑張ってくれた、その経験こそが子供にとって重要なのではないかと思います。
中学受験の過程は、ただ学力を上げるだけではなく、子どもの心の成長と向き合う貴重な機会でした。