働くママ向け　徹底比較！不登校の相談におすすめのカウンセリング先５選

困る女性

不登校についてのカウンセリングは、どこがおすすめ？
仕事の休日を利用して相談しに行きたいです。

✅本記事の内容

「不登校をどこに相談すればいいの？」「カウンセリングを受けたいけど、どこがおすすめなの？」
不登校の悩みは専門知識を持つカウンセラーや相談機関に相談し、子どもの状況に応じた適切なサポートを受けることがおすすめです。

本記事では、筆者が受けた不登校の相談に対応している信頼できるカウンセリング機関5選を、それぞれの特徴・料金・感想とともに比較します。

✅この記事の信頼性

・不登校の息子と１年半向き合った
・昼夜逆転の生活から、フリースクールに通えるように
・フルタイム会社員のため、平日夜と休日にコミュニケーション

カウンセリングを利用するメリットとは？

我が子が不登校になってしまった時、多くの保護者が「どうしたらいいのかわからない」「誰に相談すればいいの？」と悩まれることでしょう。親の力だけで解決するのは困難ですので、カウンセリングを受けてみましょう。

この章では筆者が実際に相談してみた感想と、カウンセリングを利用するメリットを３つの観点から紹介します。

親だけでの相談も可能！専門家の意見が聞ける

カウンセリング機関の多くは保護者だけでも相談できます。「子どもが嫌がって一緒に来てくれない」といった状況でも、専門家から的確なアドバイスを受けることができます。

カウンセラーや心理士は、不登校に関する豊富な知識と経験を持っており、お子さんの状況を客観的に分析してくれます。インターネットで断片的に情報を集める独学とは異なり、現在のお子さんの様子や家庭の状況に合わせて、お子さんの心理的状況や、家庭でどのような対応をすれば良いかについて、具体的なアドバイスを受けられます。

また、保護者自身のメンタルケアも重要です。不登校の子どもを持つ親は、自責の念や将来への不安を抱えがちですが、専門家との対話を通じて、これらの感情を整理し、前向きな気持ちを取り戻すことができます。

一人で抱え込む日々からの脱却！相談できる相手や仲間が見つかる

不登校の問題を一人で抱え込んでしまうと、孤立感や無力感が増大し、問題がより深刻化する可能性があります。専門機関を利用することで、同じような悩みを持つ家族とのつながりが生まれ、お互いに支え合える関係を築くことができます。

グループカウンセリングや保護者会、講演会などを開催している機関もあり、そこで出会った家族同士が情報交換や相互支援を行っています。「うちだけじゃないんだ」という安心感や、「こんな方法があるんだ」という新たな発見が得られるでしょう。

さらに、専門機関のスタッフは、地域の教育機関や医療機関、行政サービスとのネットワークを持っているため、必要に応じて適切な機関への紹介も行ってくれます。これにより、包括的なサポート体制を構築することが可能になります。

選び方のポイント　料金・時間・相談相手　目的に合わせて頼れる

カウンセリングを選ぶ際は、以下のポイントを確認して利用してみましょう。お試しで一度相談してみるのも良いでしょう。

専門性と実績 不登校支援の経験が豊富で、専門的な知識を持つスタッフが在籍しているかを確認しましょう。臨床心理士や公認心理師などの資格を持つ専門家がいるか、これまでの支援実績はどうかなど、具体的な情報を収集することが大切です。

アクセスの良さ、時間 継続的な利用を考えると、通いやすい立地にあることも重要な要素です。交通の便が良く、駐車場が完備されているか、オンライン相談に対応しているかなども確認しておきましょう。

料金体系 カウンセリング料金は機関によって大きく異なります。継続利用を前提として、家計に無理のない範囲で利用できるかを事前に確認することが必要です。

雰囲気と相性 実際に足を運んで、スタッフの対応や施設の雰囲気を確認することをおすすめします。お子さんや保護者が安心して相談できる環境かどうかを肌で感じることが大切です。

【徹底比較】不登校の相談におすすめのカウンセリング先５選

筆者が実際に行ったカウンセリング機関の感想と、それぞれの専門性と実績、アクセス、料金体系、雰囲気を比較します。

不登校カウンセリング先の比較表

※上記は筆者の個人的な感想です

①民間オンラインカウンセリング：自宅から相談可能

最大の特徴：場所を選ばない利便性

民間オンラインカウンセリングは、インターネット環境があれば自宅から専門家のカウンセリングを受けられる現代的なサービスです。不登校のお子さんを持つ家庭にとって、外出が困難な状況でも利用できる点が大きなメリットです。

料金体系 1回あたり5,000円～15,000円程度が相場で、経験豊富なカウンセラーほど料金が高くなる傾向があります。月額制のサービスもあり、継続利用する場合は割安になることが多いです。

利用のメリット

• 24時間予約可能で、夜間や早朝の相談にも対応
• 不登校専門のカウンセラーを全国から選択可能
• 移動時間や交通費が不要
• お子さんが嫌がる場合でも、親だけで気軽に相談できる

注意点

• インターネット環境が必要
• 対面でのカウンセリングと比べて、細かい表情や雰囲気が伝わりにくい場合がある

②小児科医：医学的なアドバイスを受けられる

最大の特徴：身体面と心理面の両方からアプローチ

心療内科や精神科を併設している小児科では、不登校の背景にある身体的な問題（睡眠障害、起立性調節障害など）と心理的な問題の両方に対応できます。

料金体系 保険適用により、1回3,000円～8,000円程度で利用できます。継続的な治療が必要な場合でも、経済的負担を抑えることができます。

利用のメリット

• 医学的な視点から不登校の原因を分析
• 必要に応じて薬物療法も選択可能
• 診断書の発行により、学校への説明が容易
• 保険適用で経済的負担が軽減

注意点

• 予約が取りにくい場合がある
• 医療機関への通院に抵抗を感じるお子さんもいる
• 薬物療法に対する不安を持つ保護者もいる

③スクールカウンセラー：学校との連携が強み

最大の特徴：学校内での支援体制

スクールカウンセラーは学校に配置されている心理の専門家で、不登校の予防から復学支援まで幅広く対応しています。学校の状況を熟知しているため、具体的で実践的なアドバイスが期待できます。

料金体系 公立学校では基本的に無料で利用できます。私立学校では学校によって異なりますが、多くの場合無料または低額で提供されています。

利用のメリット

• 無料で継続的な相談が可能
• 担任教師や管理職との連携がスムーズ
• 学校復帰に向けた具体的な計画立案
• クラスメートとの関係調整も可能

注意点

• 週1～2回程度の勤務のため、緊急時の対応が困難
• 学校の方針に影響される場合がある
• プライバシーの確保に不安を感じる場合がある

④ 児童相談所：地域密着型の安心感

最大の特徴：公的機関としての信頼性

児童相談所は各都道府県や政令指定都市に設置されている公的機関で、18歳未満の子どもに関するあらゆる相談に対応しています。不登校についても専門的な支援を提供しています。

料金体系 相談は完全無料で、継続的な支援も費用はかかりません。経済状況に関係なく、どなたでも利用できます。

利用のメリット

• 完全無料でのサービス提供
• 公的機関としての信頼性と安心感
• 必要に応じて他の支援機関との連携
• 法的な権限を持つため、学校への働きかけも可能

注意点

• 予約が取りにくく、待機期間が長い場合がある
• 職員の異動により、担当者が変わることがある
• 緊急性の高いケースが優先されるため、対応が後回しになる可能性

⑤引きこもりの会：地元で同じ悩みを持つ人との出会い

最大の特徴：当事者同士の支え合い

不登校や引きこもりの子どもを持つ保護者や、当事者自身が集まる自助グループです。専門的な治療ではありませんが、同じ悩みを持つ人同士の情報交換や精神的支援が得られます。

料金体系 多くの場合無料、または会場費として1回500円～1,000円程度の負担があります。

利用のメリット

• 同じ悩みを持つ仲間との出会い
• 実体験に基づく具体的なアドバイス
• 孤立感の軽減と精神的な支え
• 地域密着型で継続参加しやすい

注意点

• 専門的な知識を持つスタッフがいない場合がある
• 参加者の状況にばらつきがあり、適切なアドバイスが得られない可能性
• ネガティブな情報に影響される危険性

まとめ：カウンセリングを利用して、親も子も楽になろう

不登校の問題は一人で抱え込まず、専門機関の力を借りることが重要です。本記事でご紹介した5つの相談先は、それぞれ異なる特徴を持っています。

お子さんの状況に応じて最適な相談先を選ぶことが大切です。外出が困難な場合はオンラインカウンセリング、身体症状がある場合は小児科、学校復帰を希望する場合はスクールカウンセラーなど、状況に合わせて選択しましょう。

保護者自身のメンタルケアも忘れてはいけません。専門家との対話を通じて、新しい視点や解決策が見つかることもあります。

不登校の問題は時間が経つほど複雑化するため、早めの行動が重要です。まずは保護者だけでの相談から始めても構いません。お子さんと家族の明るい未来のために、勇気を出して相談の第一歩を踏み出してください。