
中学受験したものの不登校になってしまって、子供は毎日家でゲームばかり・・
せっかく受験で勉強したんだし、本くらい読んで欲しい
前向きな考えになれる本はないかしら
勉強はしなくても、せめて本を読むくらいなら・・と息子に何冊も渡しました。
試練が続き落ち込んだ心をやさしく支え、前向きな一歩を後押しした本を集めました。
本記事では、不登校や中学受験後の疲れを抱える中学生に向けて、心を軽くし元気が出るおすすめの本・小説3選を、実体験も交えてご紹介します。
\我が家は子供の頃から、本を手にする機会を作ってきました/
✅本記事の内容
内容
不登校の子が読むおすすめの本を集めました。
ゲームばかりしている子が本を読む方法や、親子で一緒に読書を楽しむ方法も合わせて紹介します。
✅この記事の信頼性
・不登校中学生の息子と2年向き合った
・昼夜逆転の生活から、フリースクールに通えるように
・フルタイム会社員のため、平日夜と休日にコミュニケーション
中学受験後不登校になった中学生に本や小説がおすすめな理由

読書が心の回復に与える効果
本や小説は、現実から少し距離を置き、心を休める時間を与えてくれます。
特に不登校や中学受験後で疲れている中学生にとって、物語の世界は安心できる「避難場所」になります。
感情移入することで、自分の悩みを整理したり、前向きな気持ちを少しずつ取り戻すきっかけになります。
実体験からわかる本・小説の力
子どもが中学受験後に不登校になり、部屋にこもりがちな時期がありました。

この本読んでみたら?
本屋さんでも一緒に行く?
何気なく手渡した一冊の本が、少しずつ表情を変えてくれたのです。
本を読むことで、自分の気持ちを言葉にしやすくなったり、行動のきっかけになったりします。
本を通して得られる「安心感」と「共感」
物語の登場人物が似たような悩みを抱えていると、「自分だけじゃない」と思える瞬間があります。
この共感が、孤独感をやわらげる大きな力になります。
本や小説を選ぶときのポイントと注意点

一緒に本屋や図書館に行き、会話をしながら選ぼう
子どもと一緒に本屋や図書館へ足を運ぶことで、表紙やタイトルを手に取りながら自然な会話が生まれます。

これ面白そう!
どっちにしようかな?
選ぶ過程で息子の興味を知ることが出来、コミュニケーションになります。
親子で選んだ本は、読む意欲や楽しさが倍増し、読書習慣の第一歩にもつながります。
元気が出る!不登校・中学受験後の中学生向け本・小説3選
① 夢を叶えるゾウ
関西弁を話すゾウの神様が主人公に成功のヒントを与えていくユーモア小説。
笑いながらも人生に役立つ考え方を学べます。落ち込んだ気持ちを軽くしてくれる一冊です。

シリーズになっていて0巻から4巻まであります。
息子は0巻がいちばん気に入っていて、図書館で何度も借りて読みました。
② 成瀬は天下をとりに行く
滋賀県を舞台に、自分の信念を貫く少女・成瀬あかりの物語。
型破りだけど前向きな姿勢に、読んでいる側も勇気をもらえます。
中学生でも読みやすい文章で、笑いと感動のバランスが絶妙です。

2024年本屋大賞を受賞した作品。
何事にも動じずに自分の道を貫く成瀬から元気がもらえます。
続編「成瀬は信じた道を行く」も好評で、2025年には文庫本も発売されました。
③ 運転者

タクシー運転手との出会いから人生の価値観が変わっていくヒューマンドラマ。
優しい言葉や人とのつながりが、前向きな生き方へと導いてくれます。

運は巡ってくるもの。
今ある運は、親・祖父母・曽祖父母・・先代の徳が回ってきて得られたもの。
人生の不調にあった主人公が、運転者と出会い考えが変わり、読者も一緒に考えを広げられます。
自分は与えることで与えられ、次の代へ何を残せるか、自分の行いを見直すきっかけになります。
読書をきっかけに前向きな気持ちを育む方法

親子で読後の感想を共有する
読んだ内容や感じたことを家族で話すことで、読書が単なる娯楽ではなく心の交流の時間になります。
「面白かった」「ここが共感できた」と言葉にするだけで、感情の整理が進みます。
読書習慣をつくるための環境づくり
リビングや寝室など、手に取りやすい場所に本を置くことが習慣化の第一歩です。
読みやすい短編や挿絵付きの本から始めると、ハードルが下がります。

我が家ではリビングに本置き場があり、空き時間にすぐ手に取れるようにしていますよ!
本以外のメディアとの組み合わせ方
映画やアニメ版がある作品を選び、先に映像で楽しんでから原作を読むと、物語の世界に入りやすくなります。
逆に、本を読んだあとに映像を見ると、より深く物語を味わえます。
それぞれの良いところを活かして、物語を味わいましょう。
まとめ

中学受験後に不登校となり、心が疲れてしまう中学生は少なくありません。
そんな時、本や小説は安心できる居場所となり、登場人物に共感することで「自分だけじゃない」と思える力をくれます。
今回紹介した本はいずれも、笑いや感動を通じて前向きな気持ちを引き出してくれる作品です。
親子で本屋や図書館に行き、会話をしながら選ぶことで読書が楽しい習慣になり、心を支える一歩につながります。