
不登校について知るために本を読みたいけど、たくさん出版されていて、どれを読んだらいいか迷ってしまいます
✅本記事の内容
内容
・不登校について書かれたおすすめの3冊
・本を読んで変わった私の考え方と接し方
・まとめ 不登校の親だからこそ読書で心を整える
✅この記事の信頼性
・不登校の息子と1年半向き合った母
・昼夜逆転の生活から、フリースクールに通えるように
・不登校に関する本を10冊読破→不登校の原因,対応を知り親子関係を再構築
本記事では、実際に私が不登校の子どもと向き合う中で読んだ本の中から、特に心の支えとなった3冊をご紹介します。
医学的な視点、子供の視点、保護者の視点、それぞれの視点から書かれたおすすめの本です。
私も子供が初めて不登校になり、子供の気持ちも対応もわからず右往左往する日々でした。
何かヒントが掴めればと藁にもすがる思いで読み漁った本の中からおすすめの3冊を紹介します。
子供の心理の変化を理解して、子供の気持ちに寄り添う大切さや対応のコツを知ることで子供との関係性を再構築。
コミュニケーションが取れるようになり、フリースクールに通えるようになりました。
✅親の悩み
①不登校について知りたい
②子どもの気持ちを理解したい
③不登校の子への対応を知りたい
【厳選】不登校の親に読んでほしい3冊の本
【1冊目】不登校に陥る子どもたち
私が読んだ不登校の本の中では、特におすすめで手元に置いて何度も見返したくなる本です。
子どもの心理面、考え方等が医学的に説明されています。理系の方には特におすすめ。
子どもの行動の裏にある心の葛藤や不安の説明から始まり、本の後半で親のするべき対応が分かります。
うちのケースでは、息子は不登校になって以来、潔癖になりました。
帰宅後は、手洗いうがい・着替えを徹底して、家族にも強く要求。
妹がそれをやらなければ泣くまで怒鳴りつけてやらせていました。
その理由がわからず、仕方なく家族で言われるままにやっていました。
しかしこの本を読んで、それは不安を感じる外界と繋がるものを遮断したいという不安な気持ちから起こる行動だったことを理解。
息子の不安が収まるまでは家族で手洗い、うがい、着替えをして気持ちに寄り添うことで、少し息子の気持ちを落ち着かせることができました。
【2冊目】学校に行かない子どもが見ている世界
不登校になった頃、息子の気持ちが全くわかりませんでした。
「毎日家で過ごして、一体何を考えているんだろう」と。
大人でも毎日家で一人で過ごすのは数日もすれば飽きてしまうもの。
それを一年以上、10代の若者が毎日だらだらと家で過ごすだけなんて。
でも彼らはそうしたくてしているんじゃないんです。
自分でも原因がよく分からなくて、ただ外の世界が怖くて、ゲームや漫画に居場所を求めているだけ
引用:学校に行かない子どもが見ている世界
この本ではそう書かれています。
うちの息子は漫画を良く読んでいて、青春モノやファンタジー、バトルなどいろんな世界に夢中になりました。
そして漫画で気持ちが満たされると、「漫画の編集者になりたい」と再び立ち上がるきっかけとなりました。
また、この本を読んで子供は決して親を困らせたいのではなく、学校に行けないことを申し訳なく思っていたことも知りました。
口では生意気な事を言っていても、本心はこんなに優しいことを思っていたんだと温かい気持ちになれます。
【3冊目】子どもが不登校になっちゃった
とにかく読みやすくて、思ったこと悩んだこと共感ばかりです。
人気ブロガーランさんの書かれた本で、読書習慣が無かった私にも読みやすく、するすると入ってきました。
私がこの本を読んで救われたと思ったのは
ママ友に会うのが辛くなる、親とダンナの心ない言葉と余計なお世話がストレス
引用:子供が不登校になっちゃた
というところ。
まだ世間では毎日学校に行くのが普通で、不登校の子どもがいるのは問題児に見られがち。
そして母親だけが責められているような気持ちになりがちです。
私も何か後ろめたいようなものを抱えた気持ちで過ごして、自己受容感が下がり、人と会いたくなくなりだんだんと孤独になっていきました。
ママ友はともかく、旦那が責任を押し付けてくるのはあり得ないですよね。
そういった時の対応も書かれています。
不登校に向き合い、この本を読んでいるあなたは全然悪くないですよ。
私もカウンセリングを受けて、周囲との人間関係を見直し、自分を見つめ直すきっかけとなりました。
また、息子とのコミュニケーションでは、不登校になった頃、会話も出来ず、どうすれば良いかも全くわからない日々でした。
人は自分を受け入れてくれる人にしか心を開かない
引用:子供が不登校になっちゃった
本の後半に出てくるこの言葉が心に響いて、まずは息子を受け入れ、話せるようになることが大事と感じました。
会話もできなくなった息子に寄り添い、受け入れること、自分の価値観を受け入れ見つめ直すこと、それは時間がかかり大変なことでしたが、それが出来た時状況は変わり始めました。
人生は最後に笑ったもんがち。親が側にいてやれるうちに転んで立ち上がった経験は貴重
引用:子供が不登校になっちゃった
終盤のページで出てくるこの言葉は、不登校を乗り越えた母の強さと優しさが感じられ、まるで見守って応援してくれるようです。
優しく寄り添ってくれるこの本を読み終わった後には、前向きな気持ちになれます。
【まとめ】不登校の親だからこそ、読書で心を整える

初期の頃は、私も本の内容が理解出来ませんでした。
ただ学校に行かなくなった背景にはこんなに複雑な心理変化があると思えませんでした。
でも本を読んで、長い時間不登校と寄り添った今なら、みんな通った道だった、本当にそれだけの回復ステップが必要だったんだと思えます。
今でも息子の変化の途中で、何度も読み返しながら社会復帰の応援をしています。
少しでも状況が良くなるよう願っています、ぜひお手に取ってご覧ください。